昨日より今日、今日より明日、ペースは人それぞれだけど誰にでもその【変化】は訪れる…
年齢を重ねるに連れて、人は誰でも変化していきます。特に「身体」は必ず変化していきます。
通常はその変化が小さなものであれば、日々の違いに気づかないこともあります。
食事や運動、ストレスを溜めないなど、自分に合った生活を整えることでその変化を最小限に抑えることもできるでしょう。
でも病気になると、それは【突然】だったりします。受け入れがたいと感じる変化も起こるかもしれません。
しかし、その変化にも少しづつ対応出来るようになります。「心」も変化して(させて)いきます。
【自分に無い物に目を向けず、今あるものに目を向ける】
難しい時もあるけれど、「受け入れる」ということに向き合ってみたいと思います。
コロナの緊急事態宣言が始めて出された2020年4月
【乳がん】が発覚しました。
コロナ禍の中、治療の日々が続きました。
入院 計3回
手術と同時再建
抗がん剤治療
分子標的薬治療
放射線治療
ほぼフルコースの治療が一年半。
【乳がん】はタイプやステージ、治療方法を考えると、100人100様だと言われます。
同じ治療であっても、副作用やその感じ方は人それぞれです。
当然、よくある副作用やがん患者のイメージも当てはまらない場合があります。
「聞いてなかったよ~~」ということや、
「予想と違うやん・・・」ということもありますが、
自分が納得して選んだ治療です。
ようやく当初予定していた治療を終えて、経過観察となった今
私にはこのような「身体」の変化が起こりました。
肩に負担のかかる家事は出来ない
肩や股関節など、手術の影響で動きが悪い
放射線治療の影響で呼吸がしづらい
抗がん剤治療の影響で指先の痺れが残る
爪が弱り、割れる
体重増加による体のだるさ
などなど、
一年半前とは全く違う自分がいます。
でも、
少しづつ良くなっていることや出来ることもあって
手足のこわばりがマシになり、朝起きてすぐに歩ける
抜けた髪の毛が再び生えてきた
肩の痛みは薬で収まりつつある
高齢者施設での椅子ヨガレッスンの仕事ができるようになった
なにより生きてる
そう、
「生きてる」ということ
「心」の変化
【自分に無い物に目を向けず、今あるものに目を向ける】
自分自身がそう在りたいと思ったから、以前から、ヨガレッスンの最後に伝えてきた言葉でもあります。今、自分自身がその大切さを痛感しています。
【乳がん】になりいろいろなことを経験し、「心」にも大きな変化がありました。
正直、一年半の治療の中では、心がざわつき、折れそうになったことが何度もありました。
私の「心」の変化に一番衝撃を与えたのは、【治療が何も効いてない】かもしれないという疑いがあり、「あぁ、もう長くないのかも」と思ったことでした。
今まで体験したことがないほど【死】を意識した期間でした。
しかしその分、気づきはとても大きかった。「心」も変化しました。その時は、穏やかに、あるがままを受け入れようと思いました。
身体の変化は辛いけれど、心を変化させることで大きく前に進んだよ
そして今、「ただ生きている」ことから、「より良く生きる」ことへ目が向いていること。
人と会うことや美味しいものを食べること、美容室へ行くことなど、当たりまえにしていたことが、今また少しづつ戻ってきて、元気になっているんだと実感し、とても幸せだと感じます。
病気が発覚し、治療に対する考え方とか、感じ方とか、
予期せぬ再検査とか、、、
その時、家族や周りで支えてくれた人たちのことも、、、
ヨガをしていたからこその考え方や感じ方など、、、
今の自分を作り上げているその一つ一つを、忘れずに受け入れるためにも記録しておきたいと思います
日々の「つぶやき」と共に、なにげない時間の大切さをかみしめて行きます
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