最近レッスンを再開し、3年間の空白を感じさせずに以前の生徒さんたちが顔を見せてくれる。
正直、信じられない気持ちで、、嬉しくて。
「会えて、元気な顔が見れて良かったです!」
「とにかく楽しかったです!」
と言ってくださる生徒さんたち
そうか、私のレッスン、楽しいんだ。
レッスンしてる私が一番楽しいかもしれないけど、
それでいいのかも、
ちゃんと伝わってる。
中にはこのブログを読んでくれていた人もいて、数人から、「ブログが止まってしまい心配していました」と伝えられた。
私のブログを読んでくれて、更新がないことを気にかけてくれていた人がいたんだと知った。
ブログが止まったその理由。
二十歳になる前からの、スノボや海の仲間の一人ががんになり、彼の主治医の話を一緒に聞いた。数か月後、彼は3か月の余命宣告を受けた。桜を見ることができるかどうか、そんな時期だった。それからしばらくして、私の自宅ヨガを受けに来てくれたこともある彼の元奥さんががんで末期だと聞いた。そして数週間後、彼女が亡くなった。
文章に書くと数行の出来事だけど、同じ病気で余命宣告を受けた仲間、逝ってしまった人。
そのことが、前を向きたいと思いブログを書きだした私のココロを塞いでしまった。
治療を終えて初めての大きな検査をした時、再検査になった。
「肺に、以前にはなかった影があります。至急再検査してください」
・・・・・
あぁ治療は効かなかったんだなぁと。
悲しいとかではなく、ただ、もうダメだなと。
再検査の結果、肺の影は放射線治療による影響で出来たでもので再発ではなかったけど
仲間の余命宣告と訃報が、あの時の、もうダメだと思った気持ちを蘇らせてそこに留まらせた。
またいつ再発するかわからない、自分もいつ余命宣告されて逝ってしまうかわからないんだと、前を向くとか向かないとか意味がない。
ただ生きることだけ。
そこにいるだけ。
何も考えたくなくて、ココロは死んでしまったまま生きた。
それでいいと思った。
結局私はとても弱く
周りの出来事にも引っ張られ
自分の世界に閉じこもり
これ以上何も感じない方がいいと
ココロに蓋をした
たとえそれがその時の私自身を守ることだったとしても
エネルギーのない身体に入っているような感覚は、、、
どう表現すればいいかわからない
始めての大きな検査から一年、また大きな検査をした。
「問題ありません」と言われた時
ようやく
また生きるんだ、まだこの先も生きるんだという気持ちになった。
その数か月後、彼は逝ってしまった。
でも私は前を向いた。
前を向くように背中を押してくれた友人がいる。感謝している。
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