「明日の朝五時からアメフトの試合がライブであるよ。一緒に観ようよ。」
息子からの嬉しい誘い
二か所で目覚まし時計が鳴り、息子の呼ぶ声が聞こえる
「うん、起きてるよー。今行くー」
リビングのソファーでNFLの試合を観る。前半戦、好きなチームの好プレーに「さすが!」と二人で喜ぶ。・・・ハーフタイムで寝てしまった息子。そんな姿も隣りで見れて嬉しい母。
夫や娘のお見送りもそこそこに、またテレビにかじりつき、学校に行く準備をしている息子に逐一プレーを報告する。後半、同点に追いつかれ、延長戦。ギリギリの時間だけど、テレビの前に戻ってくる息子。。最後まで白熱する試合だったけど、結局応援していたチームは負けてしまった。
「今からもう1つ試合あるよ。観たら?」と言いながら自転車で登校する息子。
「うん、観ようかな。ちょっと遅刻だね、気を付けて。」
15分後、2つ目の試合が始まる。
あれ?
あまり面白くない。。。
アメフトじゃなく、
息子との時間が楽しかったのか?
高校時代アメフト部のマネージャーをしていた私は、息子が同じ高校でアメフトをやりだしてからは一人でもアメフトを見るのが好きになったけど。
今日はなんとなく特別。
なぜか。
もうすぐ大学生
私と似ているのか、ダイビングやスノーボードが好きな息子。二人旅でダイビングを楽しんだりもした。スノーボードも一緒に行きたいけれど、身体がついていかない母(涙)。
日帰りスノーボードなどは自分で手配して友達と行くし、スマホはもちろんだけど、パソコンも自分で調べて使えるようになっていくし、運転免許ももうすぐ取れるし。どんどん大人になっていくね。
面倒くさいなぁと思っていた様々な手配や準備、今でも安全のために後部座席に乗せるのが習慣なのに、車の運転さえも、もう私の役目ではなくなっていく。
高校から始めたアメフトを大学でも続ける息子。
大学に進学しても家から通うので、まだまだ近くにいる。
でも、なんとなく、少し「遠く」なるような気がしている。
ますます自分の世界が広がる息子。それでいい。
少し寂しい母がいる。…それでいい。
ケガのないようにと、新しい防具に願いを込める。
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