しこり発見から24時間経たずに【乳がん】確定
自分でしこりを発見した夜、まず最初に検索したのは「乳がん、何科」でした。そこからのスタートで、家から近い乳腺外科のあるクリニックを翌日の午前中に受診しました。比較的新しい商業施設の中にあるクリニック、キレイでスッキリしています。
コロナ対策のために置かれた受付の透明な壁、今までよりもよそよそしさを感じます。昨日までとは違う、世の中が少し遠くへ行ってしまったような、もやがかかったような、、、フィルター越しに見ているような感覚。その時の私にはがん患者とそうでない者を隔てる壁だったのかもしれません。
問診の後、すぐに検査
「とりあえずマンモ撮ってくださいね」
マンモグラフィー、、ちょっと痛いやつ。。。
「出血があったんですねー、絞るようにしたら出るかな?」
右胸を絞ってみるとほんの少し乳頭から血が滲む…
あーー、やっぱり出血するんやーー
ここでも少し他人事のような「私」
「これも検査に出しますねー」
乳頭からの分泌物でもがん検査ができるようです
次はエコー。。。
マンモグラフィーの結果と共にエコーを見ながら
「うーーん、これやねー。ここに。」
「パシャパシャパシャ」
映像を記録されるだけでも「心」がざわざわする
着替え終わりカーテンから出てきて座る私に
もう一度その結果を見ながら女医さんが言う
「出血もしているので、乳腺を通って乳頭まできていますね。うーーん、おそらく、そう、やね。・・・大丈夫ですか?」
あれ、女医さんの声が小さい
あぁ、神妙な雰囲気だからか…
「はい。…がんですか」
「…うん。まだ小さいと思うので、温存で大丈夫だと思いますよ。同時再建が出来る病院もありますし」
「(ドウジサイケン?)乳頭はどうなりますか?」
「乳腺通ってるから、乳頭はなくなるね」
「・・・」
「針生検した方がいいですね。組織を取り、悪性かどうか調べますね。来週来れますか?その時に次にいく病院も決めてきてもらったら紹介状を書きますから」
「針生検」って「組織取る」ってどうやるのかな?
「次の病院」って「同時再建」って・・・??
次々に出てくる耳慣れない言葉の数々
頭の中ではがんであることを理解するも、いきなり突き付けられた現実に「心」がついていけず…
ん?
悪性かどうかを調べるために検査をするにも関わらず、もう早くも検査の日に次に行く病院を決めて紹介状?
つまり
針生検の結果待たずにしっかり確定
そうか、やっぱりか
またもや感情が切り離されていく「私」
受付で針生検の説明を受けて、3つほど候補の大病院を教えてもらいました。
大病院の特徴を簡単に説明してもらいましたが、自家組織で再建、とか、同時再建できる病院、とか、、、たくさんの???を抱えてクリニックを後にしました。
次回の予約は三日後
「針生検」&「大病院の予約」
身近に大病を患った人がいない私は、全くのド素人状態。今後の西洋医学の治療に関して戸惑う第一歩となりました。
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