検診
私の住んでいる市では、40歳から2年に一度、無料で乳がん検診が受けられます。マンモグラフィーと視触診です。
子宮がん検診も2年に一度無料で受診できますが、こちらは20歳以上の人が対象です。
※がん検診は、厚生労働省が一定の基準を定めて推進していますが、実際の市町村におけるがん検診の現状は、国の指針通りのところもあれば、拡大しているところもあり、縮小しているところもあります。
検診でがんやその他の病気が初期で見つかる人も多く、検診の大切さがわかります。
しかし一方で、「病気が見つかるのがコワイ」という、検診に行く目的そのものから目を背けたいような感情もあって、検診から足が遠のいてしまう人がいるのも事実です。
また、日々の忙しさに追われ、心のどこかに引っ掛かってはいても、検診の優先順位を下げてせっかくの機会を逃してる場合もあります。
私は40歳になってから3回乳がん検診を受診しました。子宮がん検診も40歳ごろから受診していました。
結果が出るまで、軽い不安は有りながらも何となく楽観視していて、大方の予想通り問題なく終えて来ました。
子宮がん検診はしっかりと受診していましたが、乳がん検診はここ数年は受診していませんでした。正確に言うと、48歳で受けるべき検診をスルーしてしまいました。
行かなくちゃと思っていた矢先、【乳がん】が見つかりました。50歳の誕生日からほどなくの出来事でした。
自分の中に変化が起こる
「コロナの緊急事態宣言が発令されたら、しばらくお休みにしますねー」
2020年4月2日
ヨガレッスンで生徒さんにお伝えしました。
どうなるのかなぁ
学校も休みになるといろいろ大変だなぁ
などなど考えながら
お風呂に入っていた時に、、、
右胸のしこりに気がつきました。
「柔らかくない」ものが右胸の中に
「硬すぎる」ものが、ある
左胸を触ってみるけど、ない
いわゆる【パチンコ玉みたいな】と表現されるやつ。(あのお嬢様のような方もこう表現したとか)
【グミみたい】ではないやつ。
前からあったはずだけど
それに気づく瞬間は突然で
まるで今日それが出来たみたいに…
あれ?こんなん、なかったよね…
お風呂を出て、友達から電話がありました。
そのままベッドに横たわり電話をしていたら、、
右乳頭の乳腺(1つ)から、血がぷくーーーっと丸く出ていました。
あ。。。アウトやな
目の前に見た光景からただ事ではないと直感しました。
その瞬間、何かが変わりました
自分が自分を遠くからみている
ゲームのプレイヤーになったみたいに
少し離れたところから「私」というキャラクターを見ている
「別の私」が出現
緊急事態に対応するマル秘テクニックか?
新しいステージで何が起こるのか
うまく対処して次のステージでも同じキャラクターでプレーできるのか…?
今思うと
あまりにも辛い現実を受け入れるために
心が勝手に
感情を切り離したんだと思います
その後しばらくの「私」は
感情が遠いところにあるような
不思議な感覚の自分がいました
いつも通りの電話を終え、夫に伝えました。
「…明日すぐに、病院に行ってきて」
「うん、そうするね」
夫に心配をかけて申し訳ないと思いながらも割と冷静で、、、明日行く乳腺外来のあるクリニックをネットで調べて、眠りにつきました。
あの日、お風呂で温まりながらしこりを触っていたので、血行が良くなって乳頭から出血したのかなと思っています。
あのタイミングで友達から電話がなければ、乳頭からの出血に気づいていなかったかもしれません。
偶然のように見える深い「縁」
ステージが更新されたんだ
『偶然は必然』
見逃さないで
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